参加学生レポート

Many Encounters and Many Smiles!

武蔵野大学 グローバル・コミュニケーション学部
グローバル・コミュニケーション学科3年 近藤 大幹

<大きなチャンスと夢への第一歩>

Olympia Collegeにて

マレーシア・ペナンでの10日間の滞在は、自分自身を変えてくれる大きなチャンスと夢への第一歩となりました。日本に帰国してからも、ペナンで出会ったたくさんの人々のことは忘れられず、SNSを使ってずっと連絡のやり取りをしたり、写真を何度も何度も見返したりしてずっと余韻に浸っている日々が続いています。
 今回のプログラムに出会ったのは、大学のホームページでたまたま見た連絡事項がキッカケでした。友達や周りでも留学の為に海外に長期間に渡っていく人が沢山いました。その中でも自分はお金があるわけでもなく、忙しい中で“留学”に対して上手く時間を割くことができないと感じていました。
 しかし、連絡事項の中の「ペナン春期学校2016」のホームページを拝読してみると、短期間であり、他の大学の人や現地の人とたくさん関われる。つまり自分が変わるチャンスだと思い、参加を決意しました。マレーシアに訪れるのは今回が人生初でした。もともと海外にはすごく興味があったのですが、マレーシアのことはほとんど知らず、「~があるところ」とすぐ出てくるわけではありませんでした。今回はまさかの航空券や移動の手配も参加者である学生自らが行うということもあって当日まで不安だらけでした。

<マレーシアに到着して>

TARCの学生さんと、海辺でパシャリ
 マレーシアに到着して素直に感じたこと。暑い!!まだ2月3月なのに34℃もある!事前にマレーシアの週間天気予報もチェックしていて、暑いところだと想像はできたものの、実際に肌で体感したら、めちゃくちゃ暑かったです。空港やバスなど公共の場には冷房はついていたけれど、すぐに半袖になってしまいました。
 そしてあたり周辺を見渡してみると、自分が想像していた以上に道路が舗装されていたりして、新しい文化を築いていって発展している途中であることがわかりました。

<たくさんの風景に出会って>

ペナン・ヒルにて
 この10日間で、数え切れないほどたくさんの写真を撮りました。そして、FacebookやInstagramなどのSNSも沢山活用した気がします。ペナンについてから温かく出迎えてくれたと思ったらすぐに集合写真を撮ったり、夕食でナン屋さんに訪れた時にお店の前で写真を撮ったり、どこに行っても必ず写真を撮っていて、マレーシアの人々は写真を撮るのが大好きなのだと感じました。そのお陰で自分も負けじと写真を撮り続けていたら、この10日間だけであッという間に1,000枚を超えていました。そして、写真を撮っているときの皆の笑顔がなぜか凄く絶えませんでした。自分たちに出会えて本当に嬉しかったのだなと感じました。
 ペナンの街中を歩いていてもたくさんの風景に出会えました。初めての場所だったからワクワクしていたのと同時に、日本を旅行した時とはまた違う目線で歩いて見ることができました。人々が働いている姿や、不思議な建物や集落、海岸に行けばとても青々とした海と地平線。帰ってから周りに伝えていきたいと思いながらたくさん写真を撮り続けました。

<現地の学生さんとの交流>

児童福祉学校で出会ったパートナー
 今回のプログラムの中で、現地の学校を訪れ学生さんと交流する機会もありました。
訪れたのは、Olympia College, SENTRAL College, KDU UC, SEGi Colleges, TARC, Disted Collegeの6校。それぞれ外観が全く異なり、歴史深い場所もたくさんありました。日本と比べると、規模は小さい印象はあったのですが、みんな愉快で授業の雰囲気もすごく楽しそうに見えました。ペナンの学校の生徒さんたちは、同じ国出身の人がなかなかいなく、留学生や異国の人がたくさんいました。
 やはりずっと疑問に思うのは、多種多様の年齢の違いです。現地で年齢を聞くと最大で10歳離れている人もいました。日本でも、特に留学生の人は同じ年齢の人が少ない気がします。「~国だから違って当然」というのはどういうことなのだろうか。昔から年齢の差があって当たり前なのか、これから調べていきたいと思います。
 言葉は正確に伝わっていないかもしれないけれど、笑顔で返してくれて、聞き取れるまで何度も聞いてくれました。国境を越えても、人それぞれが感じる想いや感情というものは一緒でつながっているのだと思いました。

<10日間の食生活>

美しい海岸の前で
 この10日間で、食事も本当にたくさん頂きました。頼んでいないものが次々と目の前のテーブルに用意されて、正直食べ残してしまうのも申し訳ないし、かといって全部食べられるか心配した日もあって、日によっては1日4食食べた日もありました。
 日本ではなかなか味わえない現地の食べ物・想像を超える食事の量には圧倒されましたが、申し訳ないくらいたくさん頂けて大満足でした。ナシゴレン、ソルトチキン、ニョニャスープカレーなど、日本では見たことのない不思議な料理ばかりでした。その時は疑問に感じてすぐ写真を撮って調べていました。やはり海外の人と比べると日本人の胃袋はかなり小さいのを試された気がしました。

<ホームステイを経験して>

お世話になったホストファミリー
 プログラム最後の1泊2日間はホームステイを体験しました。バスで向かった先にあったのは、今まで家や店が立ち並んでいた場所とは打って変わって、木の生い茂った、静かで豊かそうな場所でした。そこで過ごす彼らの生活を一緒に体験しました。
 まずは、マレーシアの伝統的な文化に触れました。日中は食事を頂いたり、ホームステイ先の奥様と一緒に街中を散歩したりしました。日本にいるときはいつも忙しく動いていることが多々あったのですが、この時だけは自然に囲まれながらゆったりと過ごすことができました。夜はマレーシアの民族衣装を着させていただき、パーティーにも参加しました。翌日はアクティブ体験。コマ回しや二人三脚・吹き矢も体験しました。吹き矢に関しては一人だけハマり過ぎて食事中もずっとやっていた気がします。ごめんなさい…

<最後に>
 今回プログラムに参加した計16人は大学も違う人たちで、奇跡的に巡り合えた特別な存在でした。彼らにはたくさん頼ったりして迷惑もかけてしまいました。そんな自分に優しく接してくれて本当に出会えてよかったなと感じます。 そして今回は10日間しかなかったこともあって、毎日が出会いと別れの繰り返しでした。せっかく出会えた仲間ともいずれ時が来て別れてしまうと思うと寂しい気持ちでしたが、「別れではなくまた会おう」と切り替えると自然に笑顔が生まれた気がします。
 このプログラムを通して自分の将来の夢が見つかりました。それは、国際ボランティアをすることです。 今までは言葉だけで何も行動に移すことができていませんでした。しかし、このプログラムに自ら応募し参加したことで、自分の足で海外に訪れてたくさんの人と交流し、たくさんのことを学びました。正直を言うと、もしもう一度同じプログラムがあったら是非また参加したいですが、これからは自分で時間を見つけ、いろいろな国の「今」を知っていきたいと思います。

 この10日間はたくさんの人に出会ってたくさんのおもてなしをいただきました。数え切れないほどたくさんの写真を撮り、その1枚1枚が一生の思い出です。今度は自分たちが現地の人々に喜んでもらえるように、サプライズやおもてなしをしていきたいと思います。今回、このような機会を頂けて、マレーシア政府観光局の方々には本当に感謝の気持ちで一杯です。そして、ペナン春期学校に一緒に参加した皆さん、10日間という短い間ではありましたが本当にありがとうございました。これからも共に頑張っていきましょう! またペナンに行きたいです。 Terima Kasih! 



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