[2016.05.16] 「ペナン春期学校2016」参加学生レポート発表!
[2016.05.31] マレーシア教育研修セミナー開催!
[2016.05.16] 「ペナン春期学校2016」参加学生レポート発表!
[2016.05.31] マレーシア教育研修セミナー開催!
2016年5月30日、公益社団法人日本マレーシア協会と共催で東京都渋谷区の紀伊國屋サザンシアターにて「マレーシア教育研修セミナー(東京)」を開催し、マレーシア留学の意義を訴えた。マレーシアは国家予算の実に20%を教育部門にそそぐほど教育事業に力を入れており、マレーシア政府観光局でもこれまで、「アジアの時代に活躍できるグローバル人材育成」を目指しマレーシアの大学、語学学校の情報提供や、各種プログラム(語学研修、ホームステイ、文化体験、インターシップなど)の支援を行ってきた。首都圏・関西圏を中心に全国40校以上の大学で夏期または春期(あるいは両時期)にマレーシア研修プログラムが実施され、各校から10名~150名の学生が現地へ派遣されている。
また、2011年3月の東日本大震災後には「ルックマレーシアプログラム」を開始。日本の大学生をマレーシアに3週間派遣する研修プログラムで、政府関連機関や民間企業への視察訪問、ホームステイ体験、現地の大学での授業体験など、多岐にわたる活動を含んでいる。マレーシアの学生やアジア諸国からの留学生との交流を通じて、近隣諸国との関係を再考し、帰国後には日本と世界の将来のビジョンについて熱い議論を行い、参加学生による日本社会への「提言」を発表している。
来年2017年は1967年8月のASEAN設立から丸50周年を迎える節目の年であるほか、1977年8月、日本とASEANの国際関係において、従来の利潤追求型からASEANの安定的発展と対等な相互関係を重視する姿勢を打出した「福田ドクトリン」から40周年のアニバーサリー・イヤーとなる。それもさることながら、現在のASEAN域内の総人口は、約6億2000万人(2014年)とEUの約5億人(2014年)を上回り、人口増加率も高く、グローバル社会におけるASEAN諸国の重要性がより一層高まっているという状況もあり、改めて相互理解と協力を深めてゆくべきと話す。中でも多民族国家であるマレーシアはASEANを含めたアジアの縮図といっても過言ではない。マレーシアで学ぶこと、それはただの学業以上の学びがある。
現地からはエデュケーション・マレーシア・グローバル・サービス(EMGS)のシニアディレクターのサイド・アルウィ・アルサゴフ氏、マレーシア英語学校協会(English Malaysia)会長のロー・ワイ・チェン氏が登壇し、マレーシア留学の魅力を話した。マレーシアの大学やカレッジなどでは約150ヶ国からやってきたおよそ15万人の留学生が学ぶが、日本人留学生の満足度が特に高く、「留学費用、安全性、多様な異文化交流など、どの観点から見てもマレーシアが魅力的な留学先である」と評価されている。
さらに、2016年2月28日から3月8日の日程でペナン州政府の肝入りで設立(2013年)されたペナン教育観光センター(PCET)の全面協力により、留学モニター招待プログラム「ペナン春期学校2016」が実施された。北海道圏、首都圏、関西圏の16名の大学生が参加し、ペナンにて現地の大学生との交流を通じてさまざまな学びを得ている。セミナーでは実際に「ペナン春期学校2016」に参加した首都圏参加学生が登壇し、マレーシアとはどのような国か、そしてマレーシアで過ごした10日間を通して得た「気づき」を発表した。
ひとりひとりが登壇し、順番にマレーシアの文化や治安などの基本情報を伝える。自ら体験したマレースタイルの結婚式、バティック染めなどの様子を交えつつ、マレーシアとは、そしてマレーシアで学ぶこととは、学生たち自身の言葉で話す。最後に「仲間の中には実際に今、マレーシアに半年間留学している人もいる」と話し、「ペナン春期学校2016」のような機会をマレーシア留学を考えるための「プレ留学」として活用することを提案した。
先に登壇したアルウィ氏も話すように、マレーシアは実際に行ってみると印象が変わる。これだけ多くの魅力がありながら、なぜかそれが伝わりにくい傾向にある。そのため、学生たちが提言するように、長期の留学を決める前に、「まずは実際に行ってみる」のが良策と言える。
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(順不同/敬称略)