はじめに

ルックマレーシアプログラムとは

ルックマレーシアプログラムは、マレーシア政府観光局が、将来を担う大学生を対象に、国際化にふさわしい人材育成の一環としてマレーシアで国際交流など様々なことを体験してもらうことにより、アジアへの関心を高めてもらうために企画されました。

今回の選出者は18~25歳までの東京近郊(東京・神奈川・埼玉・千葉・静岡)の大学に通う10名。8月16日~9月6日までの約3週間、マレーシアでの研修を受けました。

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プログラムの概要

1.平成23年8月16日~9月6日までの約3週間マレーシアに滞在。滞在中はホームステイや企業訪問、現地校での授業のほか、様々な行事にも参加し、実際のマレーシアを体験する。

2.研修終了後、東日本大震災を踏まえ、日本とマレーシア、更にはアジアとの良い関係を築いていくための方法について参加学生で検討し、最終的に「日本とマレーシアの明日への提言」としてまとめる。提言は本サイトおよびJATA旅博2011(於:東京ビッグサイト)にて発表。

3.研修終了後、今回の体験を踏まえ「私とマレーシア」をテーマとしたエッセイを提出する。

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マレーシア政府観光局 日本支局長からのメッセージ

マレーシア政府観光局 日本支局長 ノール アズランマレーシア政府観光局 日本支局長 ノール アズラン

マレーシアでは、今から30年前の1981年に第四代首相として就任したドクター・マハティールの提唱により、日本や韓国の勤労倫理や高い技術を学ぶことを目的とした「東方(ルックイースト)政策」が打ち出され、多くの若者を留学や企業研修で日本に派遣してまいりました。この結果、マレーシアは過去数十年間で目覚ましい経済・社会発展を遂げ、産業高度化や技術革新により国際競争力を高めてまいりました。そしてさらに2020年迄に先進国入りすることを目指した大きな国家ビジョンを掲げ、現在国を挙げて邁進中です。

一方日本では、バブル崩壊後の経済的停滞や国際競争力の低下、そして今年3月11日に起きた東日本大震災と原発事故により大変困難な状況に置かれています。このような状況から脱するためには、日本の将来を担う若者達が海外、特に成長著しいアジアへ目を向け実際に足を運び、現地の青年達と交流することで問題意識を高め、多くの貴重な事柄を学び、日本を今一度力強く再生させるためのヒントを得ることが大切ではないでしょうか。

そういった観点から、私共のオフィスでは、アジアの発展に寄与することのできるグローバル人材育成事業を、震災後の日本市場の応援プログラムとして実施することを決定しました。これは私達マレーシア人がこれまで日本から受けてきた一連の支援に報いるための事業であり、新たなアジア大交流時代における真のパートナーシップ樹立を目指した事業です。「ルックイースト」から「ルックマレーシア」へ。お互いに学び合うことが、たくさんありそうです。

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